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神社巡りをしていると、「七福神巡り」というワードはよく見聞きすると思いますが、ご利益はありそう!ということはなんとなくわかっても、実際はよく知らない人が多いと思うのでわかりやすく解説していきます。理解して七福神巡りをすることによってさらなるご利益が期待できるかもしれませんよ(^▽^)/

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七福神とは

七福神とは、日本で広く親しまれている福をもたらす七柱の神さまのグループで、日本・中国・インドの神様が融合してできた、信仰である。さまざまなご利益をもつ神々が集まっており、特に「七福神巡り」と言われ、よく知られている。
仏教・道教どうきょう1・ヒンドゥー教・神道の枠を超えて、庶民の間に広まった。
つまり、ひとつの宗教にはあてはまらない、日本独自の信仰である。

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起源

七福神の起源は室町時代ごろ。
戦乱や飢饉ききん2が多く、人々は「福」や「幸運」を求める信仰に強く惹かれるようになり、中国・インド・日本のさまざまな神様を「福の神」としてまとめて信仰する動きが現れた。
最初は7柱ではなく、3~5柱の組み合わせも多かったようである。

実際に広まっていったのは江戸時代になってから。
きっかけに関する説はいろいろあるが、有力な説は、天海大僧正てんかいだいそうじょう3が七福神信仰を体系化・普及させ、庶民信仰として広まったとされている。
そして、都市部を中心に

  • 七福神をモチーフにした絵や宝船図ほうせんどなどが流行。
  • 寺社がそれぞれ七福神の一柱を祀り、「七福神巡り」を提唱。
  • 正月行事開運祈願の一環として定着。
  • 商売繁盛や家庭円満など、実利的なご利益が町人のニーズに合致。

これら人々の動きや流行によって「七福神」という信仰が定着・拡大していった。

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なぜ「七」なのか

「七」という数字は日本に限らず、昔から重要な意味を持つ数字としてさまざまな場面で使われることが多い。

特に七福神においては、仏教の七難即滅しちなんそくめつ七福即生しちふくそくしょうという言葉が由来していると考えられており、不運を祓い、幸福を呼び込むという意味を持つ。
七難しちなんは、人生に降りかかる代表的な災難や苦しみを表します。
一方の七福しちふくは、人生に訪れてほしい7つの幸運を表します。

<七難>

  • 日月失度難にちがつしつどなん(太陽や月の異常現象)
  • 星宿失度難しょうしゅくしつどなん(星の異常現象)
  • 災火難さいかなん(火災、火山噴火など火に関わる災い)
  • 雨水難うすいなん(洪水・津波・大雨などによる水害)
  • 悪風難あくふうなん(暴風・台風・竜巻などの風による災害)
  • 亢陽難こうようなん(干ばつ)
  • 悪賊難あくぞくなん(外敵の侵入や国内の反乱・盗賊による災難)

<七福>

  • 寿命(長寿)
  • 裕福(富・財運)
  • 人望(人から信頼され、敬われ、自然と周囲に人が集まるような徳)
  • 清廉(心が清らかで私欲がなく、正しく誠実であるという人間の徳のある生き方)
  • 愛敬あいぎょう(人から愛され慕われる福徳)
  • 威光(他人を圧倒するほどの徳や人格、霊威4威厳5・影響力が自然とあらわれること)
  • 大量(心が広くおおらかで、他者を受け入れる器量・度量の大きさ)

経典きょうてんによって七難と七福の内容は異なるため、ここでは七福神のご利益とするときによく使われる「仁王経にんのうぎょう」に挙げられている内容をまとめた。

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七福神の一覧

恵比寿えびす

<出身>
七福神の中で唯一、純粋な日本出身の神。

<ご利益>
商売繁盛・漁業守護・航海安全

<特徴>
釣り竿と鯛を持ち、にこやかにほほ笑む姿が特徴。

<同一視される神様>
水蛭子ひるこ
事代主神ことしろぬしのかみ

大黒天だいこくてん

<出身>
インドのヒンドゥー教の神「マハーカーラ」が仏教に取り入れられた神。

<ご利益>
五穀豊穣・財運

<特徴>
金運を象徴とする打ち出の小槌を振る姿がトレードマーク。福々しい姿で米俵に乗っているのも特徴の一つで食の豊かさの象徴。

<同一視される神様>
大国主神おおくにぬしのかみ

毘沙門天びしゃもんてん

<出身>
インドのヒンドゥー教の戦の神「ヴァイシュラヴァナ」が仏教に取り入れられた神。「多聞天たもんてん」とも呼ばれる。

<ご利益>
勝負運・武運長久ぶうんちょうきゅう6・厄除け・財運(商売繁盛)・学問成就・健康長寿・子孫繁栄

さらに「毘沙門天王功徳経びしゃもんてんのうくどくきょう」というお経に書かれている、毘沙門天から得られる十種じっしゅふくというものもある。
七福神の中でも得られる福の種類は一番多い。

<特徴>
甲冑かっちゅうをまとい、槍や宝塔ほうとうを持つ勇ましい姿が特徴。

弁財天べんざいてん

<出身>
インドのヒンドゥー教の女神「サラスヴァティー」が仏教に取り入れられた神。

<ご利益>
芸術・音楽・学問・財運(商売繁盛)

特に「銭洗弁天ぜにあらいべんてん」で有名。川や水の神としても信仰され、水辺の神社によく祀られている。

<特徴>
七福神で唯一の女性。琵琶を弾く優雅な姿が特徴。

<同一視される神様>
市寸島比売命いちきしまひめのみこと

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布袋尊ほていそん

<出身>
実在した中国・唐の時代の僧「契此かいし」がモデル。

<ご利益>
笑門来福しょうもんらいふく・円満・開運招福・財運(商売繁盛)・健康長寿・子宝(安産)

<特徴>
大きな袋(堪忍袋かんにんぶくろ7)を持ち、満面の笑みとふくよかな体つきが特徴。
「笑う門には福来たる」の象徴として、陽気さや寛容さを伝える存在でもある。

福禄寿ふくろくじゅ

<出身>
中国の道教の「南極老人なんきょくろうじん」がモデル。

<ご利益>
子孫繁栄・財運・健康長寿
名前のとおり「(幸運)・(財)・寿(長寿)」の三徳を象徴。

<特徴>
短身で、異様に長い頭、大きな耳たぶが特徴。手には杖と絵巻を持っている。鶴を従えていることもある。

<同一視される神様>
寿老人じゅろうじん

※似ているため同一視されているが全くの別物

寿老人じゅろうじん

<出身>
中国の道教の神仙しんせん。「南極老人なんきょくろうじん」がモデル。

<ご利益>
健康長寿・家庭円満・福徳円満

<特徴>
長い白髭、長い頭が特徴。手には、巻物を吊るしている杖と桃を持っている。鹿を連れていることが多く、平和や長生きの象徴とされている。

<同一視される神様>
福禄寿ふくろくじゅ

※似ているため同一視されているが全くの別物

「七福神」についての理解は少しでも深まったでしょうか?七福神巡りをしたい!となったときに、知らないままだとせっかくのご利益も得られないかもしれません。しかし、ここまで知識を深めた今ならきっと最大限のご利益が得られることと思います(^▽^)/

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